コロナ禍以降、観光・インバウンド需要の回復から観光客が増えている沖縄。同県では、リゾートタイプを中心にホテルの開業も相次いでいます。本記事では、沖縄におけるホテル投資の動向や将来性について解説します。
以下では、近年の沖縄におけるホテル建設・稼働状況をご紹介します。
沖縄振興開発金融公庫が2024年9月に発表した資料によると、2023年度の県内主要ホテルの客室稼働率は、シティホテル・リゾートホテル・宿泊特化ホテルいずれも前年度(2022年)より上昇しました。
2023年はコロナ禍による移動制限が大幅に緩和され、観光需要が回復した年です。また、インバウンド需要も旺盛になっており、訪日客増加も客室稼働率に寄与しました。コロナ禍前の水準には戻っていないものの、客室稼働率の改善は観光産業にとって明るいニュースといえます。
沖縄はホテル投資も活況です。県内ではホテルの新規開業やリニューアルも相次いでおり、客室の供給量も増加しています。そのため、地区によっては今後競争が激しくなる可能性も考えられます。
特に堅調なのはリゾートホテルで、高級志向の施設が増加傾向にあります。高級路線のホテルに投資すれば、多くの観光客のニーズを取り込みながら、安定した収益を得られる可能性があります。ただ、宿泊ニーズは年々多様化しているため、投資の際は設備やサービス面での差別化も求められます。
沖縄は客室単価も上昇傾向にあります。沖縄振興開発金融公庫の発表資料によると、2023年度の客室単価は以下のようになりました。
どのホテルタイプも堅調で、リゾートホテルについてはコロナ禍前の水準を上回っています。リゾートホテルなど高級志向のホテルは需要も高いため、ホテル投資を検討する価値は十分にあります。
沖縄の観光産業はコロナ禍以降回復しており、今後は観光・インバウンド需要の高まりによる観光客の増加が見込めます。また、ジャングリアを始め北部エリアの開発も進んでおり、ホテルなど宿泊施設に対する需要はさらに高まるとみられます。
一方で観光客の宿泊に対するニーズは多様化しています。宿泊日数も変化しているため、従来型の宿泊に特化したホテルはもちろん、キッチンなどの設備が備わったコンドミニアムタイプの需要も増えると考えられます。
また、ホテルの新規開業にともなう競合も増えることが予想されます。今後ホテル投資をするのであれば、観光客のニーズを深堀りし、ニーズに合致したホテルへの投資が求められます。
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