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ホテルリート

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ホテルリートとは、投資家から集めた資金でホテルに投資し、その収益を投資家へ分配する投資商品のこと。少額資金から始められること、高利回りが期待できることなど、メリットの多い不動産投資の一種として人気を集めています。

なお、ホテル投資には、ホテルリート以外にもいくつかの種類があります。当ページの位置づけをイメージするため、まずは以下のページでホテル投資の種類を確認してみてください。

ホテルリートとは

リート(REIT)とは「不動産投資信託」と呼ばれる投資商品の1つ。多くの投資家から集めた資金で不動産を購入し、その不動産の運用から得られる収益を投資家へ還元する商品になります。
投資対象が株式や債券などではなく「不動産」であること、また、幅広い投資家から調達した資金を運用して利益を分配する「投資信託」の側面があることから、「不動産投資信託」という名前が与えられました。投資対象となる不動産がホテルの場合、その投資商品を「ホテルリート」と呼びます。
なお、不動産投資信託は証券市場へ上場しているため、株式と同様に指値や成行などで売買することが可能です。

ホテルリートのメリット

少額から投資が可能

ホテルをはじめ、不動産そのものを直接購入する場合、何千万円や何億円という莫大な資金が必要となります。一方で、ホテルリートの場合、小分けされている証券を市場から購入する形となるため、少額からの投資が可能です。
ちなみに2025年3月11日現在は、1口4万円少々から投資が可能。一部のネット証券を利用すれば、1口数百円でも購入できます。

高い利回りが期待できる

株式に比べ、運用中の利回りが高い傾向にあることもホテルリートの魅力です。
銘柄により分配金(株式の配当金にあたる)の利回りは異なりますが、全体感としては5%ほど。6%台の銘柄も多く見られます。
利回りが高い理由は、リートが特殊な法人であるから。運用利益の90%以上を投資家へ分配した場合、法人税の納付が免除される特典があるため各法人が高い利回りを実現しています。

流動性・換金性が高い

ホテルリートは証券市場に上場しているため、株式と同様に高い流動性があります。急な現金が必要となった場合には、口座から売却注文を出せば、多くの場合はすぐに現金化されるでしょう。
現物の不動産を売却する場合、個別で買主を探したり価格交渉を行ったりする必要があるため、すぐに現金化することは簡単ではありません。

ホテルリートのデメリット

金利上昇リスクがある

ホテルリートは、投資家から集めた資金だけではなく、銀行融資を受けた資金も交えて運用されています。そのため、もし金利が上昇すれば、返済金も高くなることから、投資家への分配金率が低下する懸念もあります。
政府・日銀の金利政策には、常にアンテナを張っておく必要があるでしょう。

自然災害リスクがある

ホテルに限りませんが、リートは不動産物件を運用対象としている以上、自然災害リスクをゼロにすることはできません。もし地震や津波等で物件に被害が生じれば、復旧するまで運用ができなくなるため、投資家への分配が滞る可能性もあるでしょう。元本も大きく毀損する恐れがあります。

上場廃止の可能性がある

安定的な運用が特徴とされるリートですが、一般的な株式銘柄と同様、キャッシュフローの悪化などを理由に上場基準を下回った場合、上場廃止になる恐れがあります。
上場廃止と倒産は異なるため、仮に上場廃止になったとしても、もちろん購入した証券が即座に紙くずになるわけではありません。ただし、1単位あたりの価値の下落や流動性の低下(換金が難しくなる)は避けられないでしょう。

ホテルリートの銘柄と利回り

ホテルリートの利回りをイメージするための参考として、東京証券取引所に上場しているリートの中から、利回りが高い銘柄を上から順に3つほどご紹介します(2025年3月11日10:45調査)。

いちごホテルリート投資法人(3468)

北海道から九州まで、地域を問わず合計29のホテルに投資。投資対象はコンフォートホテルやスマイルホテル、リブマックス、ウィングインターナショナルなどです。繁華街、もしくは繁華街近くにあるビジネスホテルが主な投資対象。着実な収益が期待できる物件ばかりです。

今期予想分配金額 1口当たりの金額 年間予想利回り 分配金を受ける条件
9,671円 117,600円 11.16% 1月31日または7月31日の投資主名簿に記載されていること

グローバル・ワン不動産投資法人(8958)

市場競争力の高い優良オフィスビルが投資対象。主な運用物件は、楽天クリムゾンハウス青山、明治安田生命さいたま新都心ビル、豊洲プライムスクエア、平河町森タワーなどです。二極化が進むオフィスビルの中から、勝ち組を厳選して投資しています。

今期予想分配金額 1口当たりの金額 年間予想利回り 分配金を受ける条件
3,772円 111,400円 7.00% 9月30日または3月31日の投資主名簿に記載されていること

東海道リート投資法人(2989)

静岡・愛知・三重などの東海エリアにある産業インフラ、生活インフラが主な投資対象。産業インフラとしては、セントレアロジスティクスセンターやいなべロジスティクスセンター、生活インフラとしては浜松プラザ(底地)やロイヤルパークス千種などが見られます。3県を中心とした「産業地域」への重点投資で高利回りを実現しています。

今期予想分配金額 1口当たりの金額 年間予想利回り 分配金を受ける条件
3,330円 101,400円 6.52% 1月31日または7月31日の投資主名簿に記載されていること

銘柄ごとのポートフォリオを比較して低リスク投資を狙う

ホテルリートの概要やメリット・デメリット、主なリートの銘柄などをご紹介しました。
少額資金から不動産投資ができること、株式などよりも高利回りが期待できること、流動性・換金性が高いことなどがホテルリートのメリット。ただし、どうしても避けられないデメリットもあるため、少しでも低リスクで運用するためには、1銘柄ずつ丁寧にポートフォリオを比較することが大切です。

なお、まったく別のホテル投資法として、近年「ホテルコンドミニアム」が注目されています。自分の別荘として利用できる一方、利用していない時期は一般向けのホテル客室として賃料収入を得られる投資法です。興味のある方は以下のページをチェックしてみてください。

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